●観音霊場の巡礼
観音霊場は「秩父観音霊場」「坂東観音霊場」「西国観音霊場」とあり、すべて巡礼すると日
本百観音となります。
私の場合、観音巡礼が始まる前から、写経をよくしていました。
ですので、いずれはお寺に、写経を納めたいと思っていました。
そんなある日、ふと、自分の産土の守護仏をダウジングで調べたら
(田舎なので調べても廃れた小さな仏閣だろうと思って、調べなかったのです!)
そのお寺の観音堂が、何日か後に、33年ぶりのご開帳だったのです!
そして翌年、秩父観音霊場が総開帳の年なのを知り、導かれるように巡礼の旅が始まりまし
た。
あの時は、無我夢中で「観音様に会いに行きたい!」思いで一心でした。
というのも、かなり前から「北へむかえ」「観音に会えば癒されるだろう」という内なる声を
聴いていたし、夢の中でも観音様が現れたりしていたからです。
余談ですが、現実界に現れる時は、とても良い香りがします!
今思えば、何かを願ってというよりは、大好きな憧れのスターに会いに行くような、ドキドキ
した純粋な気持ちでした(笑)
そういった純粋な気持ちのほうが、欲で行くより良い気がします。
ですので、日頃から観音経を読経したり、観音様のことを勉強して好きになって、親しみを持
てるようになってからのほうが、良いでしょう。
私が実践している参拝のポイントは、なるべく写経をしたものを持っていく。
写経すると、祈願する内容が、漠然としたものにならず、自分がどんな気持ちなのか、形とし
て現すことが出来ます。
本堂で、読経する。
写経して、再度そのエネルギーを言葉に出して伝えます。
それと「本尊のご活躍とご開運を祈る事」です。
これは「開けゴマ」と言って、エネルギーを発動させる呪文みたいなものです。
神仏に言うという事は、自分の内なる神仏の、活躍と開運のエネルギーを、発動させることに
繋がっていくからです。
この3点です。
これをするのとしないのでは、かなり違うと思います。
御朱印目当てのスタンプラリーだと、何をしに行っているのか意味不明になってしまいます。
ご先祖の供養で行けば、因縁の浄化にもつながるし、大きな願いを立てた場合や、懺悔で行く
のも良い事です。
きっと、旅の中で色々なメッセージや出来事に触れ、新たな一歩が始まるでしょう。
◎ お礼参り
三十三観音霊場の旅が無事終えることができたら、観音様のふるさと「善光寺」「北向き観
音」へお礼参りに行きましょう。
時間があれば「元善光寺」にも行くと良いでしょう。
善光寺は、南向きに建立され阿弥陀様が御本尊で、未来往生を願います。
北向観音は、北向に建立され千手観音様が御本尊で、現世利益を願います。
私が勝手に解釈しているのですが、元善光寺は過去世の癒しかなと思っています。
「北向観音」は何故、北を向いて建っているか?については、平安時代に、金色の千手観音が
現れ「私を北向きに安置しなさい。北斗星(北極星)のように、(天空に常にある北極星は、
海路の、また旅人の目印となり、行くべき道を教えてくれる)私も民衆のよりどころになりま
しょう」とのお告げがあったとの話です。
動かない星である北極星は、沢山の星たちを統括する存在であり、多くの衆生を救いたいとい
う観音様のみ心と同じだという事でしょう。
日本百観音での結願は、秩父三十四か所の三十四番「水潜寺」巡礼者は全ての札所を巡拝した
後、「善光寺」と「北向観音」に、お礼参りをすることが慣わしとされています。
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★服装
服装は厳密に決まってはいませんが、白い服が良いです。
派手な服装、露出度が高い服装はやめましょう。
本格的にやろうと思うならば、白衣と輪袈裟があると良いのではないかと思います。
★必要なもの
数珠、経本、線香、ロウソク、納経帳、写経したもの、御朱印代、御賽銭
納札(納めたい人は)
★参拝の流れ
山門
・合掌、一礼。
水屋
・手と口を清める。
本堂
・納札を納める。本堂の前に設置されている納札箱に入れます。
・ロウソクと線香をあげる。(奥から立てると良いです)
・本尊の前にて一礼。
・お賽銭を入れる。
・本尊のご活躍とご開運を祈る。
・自分の生年月日、名前、住所、願意、感謝などの祈りを捧げる。
・読経する。
・写経を納める。
納経所
・納経帳に、ご朱印をいただく。
山門
・合掌、一礼。
★読経について
・開経偈
・懺悔文
・三帰戒文
・般若心経
・観音経 延命十句観音経 観音真言
・普回向
などを読むと良いでしょう。
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