●食事の祈り
食事の時に、お祈りをする。
僧侶や神職でない私達は、ほとんどの方々がしていないと思います。
「いただきます」という言葉も素晴らしいですが、仏教では食事の時に祈る、食事訓(五観の
偈)というものがあります。
食事訓は、読んでもらえればわかると思いますが、短く具体的で、とても素晴らしいもので
す。
これを読んだ後、自分の頭上を意識して、自分を守護してくださる神仏や、内なる神(ハイ
アーセルフ)に、目の前の食事を捧げるイメージを送ります。
「食べ物を与えてくださりありがとうございます」
「お召し上がりください」そして、「おさがりを頂きます」
とイメージしてから頂きます。
感謝してから頂くと、食べ物=自然=神によって生かされていることを、より感じることが出
来ます。
自然に対して、謙虚な気持ちになれます。
自分を守護してくださる神仏や内なる神様に、捧げた食事はどんな食事でしたか?
心のこもった手作り料理でしたか?
簡単なスーパーのお惣菜でしたか?
時間がない場合は、仕方のない事ですが、神様に捧げて、自分の体のパワーになるものですの
で、バランスの取れた手作りのものをなるべく取り入れるようにしましょう。
食べ物は、薬にも毒にもなります。食べ物の事を、よく勉強しましょう。
よく噛んで食べると、食べ物のプラーナ(気、エネルギー)を吸収しやすくなります。
私自身も、早食いなため、中々出来ない事ですが、プラーナ(気)を扱う職業、治療師、ヒーリ
ング業に関わる人は、特に心掛けたいことです。
昔から「腹八分に医者いらず」「腹六分で老いを忘れる」「腹四分で神に近づく」と言われて
いて、江戸時代より前までは、一日2食の粗食でした。
ですが、西洋の考え方が根付き、肉食、一日3食、飽食の時代になり、今は昔には無かった病
で、あふれかえっています。
現代は、食品添加物にまみれた、安易な食事とお菓子ばかりです。
不自然な食品添加物は、体内で蓄積されて病を引き起こします。
自分の体を大切にすることは、自分の内なる神を大切にすることです。
治療師、ヒーリング業に携わり、高い波動を扱う職業の方は、肉食は避けた方が良いです。
(魚介、魚介のだし汁、玉子、牛乳、チーズなども)
もちろん、食品添加物、上白糖、水素添加されたサラダ油類、タバコ、酒類、お菓子も気をつ
けるようにしたいところです。
食べ物が改善されると、人工の界面活性剤類を止めやすくなります。
シャンプー、リンス、歯磨きを、天然由来のものにすると良いでしょう。
自然にも優しく、自分にも優しいのが、私は神様に好かれるポイントだと思います。
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★食事訓(五観の偈)
一(ひとつ)には、 功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
二(ふたつ)には、己が徳行(とくぎょう)の全欠を忖(はか)って供(く)に応ず。
三(みつ)には、心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
四(よつ)には、正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
五(いつ)つには、成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。
上分三宝(じょうぶんさんぼう) 中分四恩(ちゅうぶんしおん)
下及六道(げぎゅうろくどう) 皆同供養(かいどうくよう)
一口為断一切悪(いっくいだんいっさいあく)
二口為修一切善(にくいしゅういっさいぜん)
三口為度諸衆生(さんくいどしょしゅじょう)
皆共成仏道(かいぐじょうぶつどう)
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☆略訳
一、この食事がどうしてできたかを考え、食事が調うまでの多くの人々の働きに感謝をいたし
ます。
二、自分の行いが、この食を頂くに価するものであるかどうか反省します。
三、心を正しく保ち、あやまった行いを避けるために、三毒を(大欲、怒り、愚痴)持たないこ
とを誓います。
四、食とは良薬なのであり、身体をやしない、正しい健康を得るために頂くのです。
五、今この食事を頂くのは、己の道を成し遂げるためです。
上中下を問わず、全てに真実の供養をする。
一口を頂くに当たり、一切の悪をしないことを誓う。
二口を頂くに当たり、小さな善行もすることを誓う。
三口を頂くに当たり、全ての人々を救うことを誓う。
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仏陀少年と言われているネパールのバムジョンさんが、菩提樹の下で、飲食せず1
0ヶ月もの間、瞑想をしました。
菜食主義について素晴らしい事を、語っていますので良かったら見てください。
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